text by Atsushi

旅打ち、特に美味いもの巡りが大好きなカメラマン兼ライター

長崎県大村。
今回訪れるのは、ボートレース発祥の地。

ここは地域密着型で、イベント開催も多く、休日ともなると家族連れでにぎわうとか。
私も家族を連れて羽目を外してみたいものだ。

日本最西端とあって夕焼けのきれいなボートレース場らしい。
写真家としては見逃せない情報だが、今回は夕方まで滞在できない。
残念だが次回の楽しみとしよう。

さ〜て、今回の大村グルメ!自慢の高速タイピングで調べてみるか。

おや、「大村寿司」?

お祝い料理として食べられる砂糖をたっぷり使った伝統料理かぁ。
ずいぶんと華やかな見た目だ。いいね〜!
これは、ぜひ食べてみたい!

他にも茹でピーナッツにイイダコ、なまこ。
へぇ、結構あるなぁ。

お、「幻のにんじん」?
柔らかい肉質のため割れやすく流通に不向きのため、一般市場に出回ることが少ない黒田五寸にんじん。

その人参ジュースが砂糖不使用??
よし、一本飲んでみるか。
もし臭かったら、、、一気に飲み干すか!?笑

祝いの席には欠かせない伝統郷土料理。
戦勝記念に脇差しで切って食べた押し寿司!

ボートレース大村からほど近く、玖島城(別名大村城)跡に大村公園がある。
春は桜の名所で知られ、多くの人で賑わう観光スポットだ。

玖島城は、1599年、初代藩主大村善前が築城し、270年余り大村氏の居城となった。
天守閣はなく、本丸には館作りのお屋敷があったが、現在では、大村神社が鎮座している。

今回のお目当ては、この大村城内に位置する料亭「梅ヶ枝荘」だ。
石階段の左側がそうだ。なかなかいい雰囲気!

こちらは、ご先祖が大村藩の台所番として仕えていたそうで、城内にはお店のすぐ近くにこんな石碑が立っていた。

さっそく離れの厨房で調理過程を見学させてもらいながらお話を聞いた。

大村寿司は、1574年、大村の地奪還の戦勝の際、喜んだ領民たちが武士たちを労うために、当時どの家庭にもあったもろぶた(木製の浅い箱)で押し寿司を作ったのが始まり。

各家庭で具材や味付けは変わってくるが、甘く煮付けたにんじんやゴボウなどを甘いシャリで挟み、ごま、しいたけ、かんぴょう、はんぺん(長崎ではかまぼこのこと)、錦糸卵を散らすのが一般的なのだそう。

梅ヶ枝荘では、鶏そぼろや穴子などを挟むタイプや、他にも鯛など期間限定商品もあるのだとか。

こうして彩られた大村寿司は、約5cm角に切り分けて食べるのだが、その際に、脇差しなどの短刀で切ったという言い伝えがある。
大胆に脇差しで切っているシーンを、ぜひ撮ってみたかったものだ。

ちなみに切った断面は、シャリの割合がきちんと1:1になっていることが重要で、熟練の技と経験が必要だという。すごい!

こう彩りが華やかだと写真を撮るにもつい力が入ってしまう。

▶︎ シャリの2層と上の彩りを見せるためのアングルが重要。切った面をしっかりと見せるために、柔らかい自然光がその面に当たるよう意識した。

窓の向こうには桜の木が。
桜が満開の時期なら、この大村寿司の黄色と桜のピンクのコントラストが綺麗に撮れたんだろうなぁ。

「いっただきます〜!!」

「う、うまい〜」

確かに甘めの仕上がりだが、お酢とのバランスが良いため、思ったより気にならない。
意外だったのは、ご飯の量。
かなり押し詰めているため見た目よりお腹にたまるなぁ!満腹!

次はぜひ桜の花見の時期に訪れたい!
個室や大広間からは、目の前というか、むしろ眼下に桜を見ることができる。

しかし、かなり混み合うらしいので、予約は必須だろうなぁ。

農家8人で始めた山の上の直売所。
今では年間50万人が訪れる人気観光スポット!

大村湾長崎空港を望む、標高100mほどの農村に、「おおむら夢ファーム シュシュ」はある。
この辺はお世辞にも何もない場所なのだが(失礼!!)、お店がオープンすると同時に多くの人が訪れる。

ここは、野菜や果物の直売所、レストラン、アイス・パン・洋菓子などを製造販売している工房があり、パン作り体験などのイベントが楽しめる大人気観光スポットだ。

直売所は、基本地元の食材が並ぶ。
そこはどこでも同じだろうが、ここのすごいところは、POSシステムを導入しており、生産者や販売者が逐一在庫チェックをして、随時補充をすること。常に新鮮な商品が並ぶというから驚きだ。

私の家の近くの直売所だと、商品が最初に並ぶ朝一だけ盛り上がり、午後はお客が少ない。
でもこのやり方なら、確かにお客としては嬉しいよなぁ。

手作りジェラートと直売所から始まったこの施設は、他にもプリンやジュースなどオリジナル商品が並ぶが、様々な賞を受賞している。
そして、施設自体も「グリーンツーリズム大賞」「全国直売所甲子園」で受賞するなど、全国的にも評価が高い。

なかでも、目玉商品のひとつとして人気なのが、今回のお目当て、黒田五寸人参ジュース。
地元の名産である幻の人参、黒田五寸人参を使ったオリジナルだ。
非常に甘みが強く、皮まで食べられるという。

丁寧に煮込んだこのジュースは、なんと砂糖不使用。

にんじんが決して得意ではない、私は本当に飲めるのか!?

▶︎ 通常屋外でブツ撮りする際は、直射日光が敵となることが多い。太陽光が強すぎて、モノの印象が変わるからだ。
そのため、あえて日陰を探したり、ない場合はディフーザーで日陰を作ることもある。
しかし、この日は、幸い雲が多く自然のディフューザーで、そのまま撮ることができた。

なんとこの720mlの瓶1本ににんじん約6本分が凝縮!?!?!?
そりゃ濃すぎるだろう・・・と、覚悟を決めて鼻をつまんで息を止めて一口飲んでみる(子供か!?)。

「あれ?すっごい飲みやすい(驚)」
2口目は、しっかり香りも楽しみながら飲んでみたが、全く臭くない。
というか、砂糖不使用というのが信じられないぐらい
甘くて飲みやすいぃぃぃぃぃぃ。

これなら鼻つまんで一気飲みなんて全く必要ない!!!!

お土産にも人気で、みんな箱買いするというのも納得だ。
にんじん以外にも、梨やパッションフルーツなどが人気で数種類のジュースがある。

直売所全体にはその他にも、プリンや手作りお菓子、パン、ジェラートなどあれもこれも目移りしてしまうラインアップだ。

そして、この時期はイチゴ狩りも人気だ。
「ゆめのか」と「おいCベリー」の2種類。

▶︎ イチゴとわかるぐらいの前ボケという効果を使って、撮ってみた。ボケすぎても見て疲れるし、手間と奥のボケ具合の加減に気を配った。

最後に私もひとつだけ味見させてもらった。

甘みと酸味のバランスが絶妙〜!!

さあ、腹ごしらえも済んだことだし、いざ、ボートレース大村に出陣!!
「ボートジェニック」でも撮りに行くか!!

取材日 2017/3/13〜14

A梅ヶ枝荘

住所
長崎県大村市玖島1-36(大村公園内)
電話
0957-52-3523
営業時間
10:00〜18:00
定休日
不定休

Bおおむら夢ファーム シュシュ

住所
長崎県大村市弥勒寺町486
電話
0957-55-5288
営業時間
10:00〜18:00
定休日
第3水曜日
HP
http://www.chouchou.co.jp

BOATボートレース大村

住所
長崎県大村市玖島1-15-1
電話
0957-54-4111
開門時間
10:00
※サマータイム開催日は11時開門、その他レースにより異なりますので詳細はお問い合わせください。
HP
http://www.omurakyotei.jp