text by マーボー

ボートレース場周辺で出会った人や風景をイラストにしたくて旅に出る。長崎に家を持ち、東京で働く天然ボケのイラストレーター。

こんにちは〜〜❤
マーボーの時間がやってきました。
皆さんの貴重なお時間を少しだけ、この記事に向けていただけたら嬉しいです。

えっ!
津で出会えるってホント?

新幹線と近鉄を乗り継ぎ、やって来ました!三重県津市。
今回もステキなお店をご紹介しますね。これからどんな人に出会えるのか?とっても楽しみです。高鳴る胸の鼓動をおさえながらすばやくスタートしますよ〜〜。Let’s Go〜!

蛮加無? バンカムって読むんでしょうか? なんだろ? 意味が知りたい。

おっと〜、大きなお店ですよ。煉瓦づくりのシックなお店の玄関を開けると、とっても奥が広〜〜い。

さっそく、店主の松田真知子さんにお話を聞いてみますヨ。蛮加無の名前の由来を教えてください。

松田さん「アラビア語でコーヒー豆のことを“バン”と呼ぶんです。バンを乾燥させて、すり潰し、お湯で煮出した飲み物を“バンカム”と呼んだらしいの。コーヒーの原型ですよね。なのでそれに漢字を当てて“蛮加無”です」。
なるほどtheワールド!ってかなり古いですね。よく解りました。

入り口近くの大きなコーヒーミルは開店当時にお母様が使われていたものを、今はインテリアとして残されています。とても洒落ていますね〜。
松田さん「先代(母)の頃はウエスタン調の店内で、19年前にロココ調の今のお店に建て替えました。開店当時からですと44年になります」
お母様とお嬢様、二代に継がれたお店なんですね。松田さんは小さい頃からピアノを習っていたそうで、若い頃は東京の池袋にピアノを習いによく上京されていて、それもあって店内に流れるBGMがクラシックだったのですね〜。なるほど〜〜。ロココ調のインテリアに高い天井、店内も広くて開放感があって、クラシックが流れている。だからとても落ち着くんですね。


それでは、売れ筋の小倉トーストをいただきます。

●小倉トースト
パンは愛知県の小牧で作られ、機内食としても使われているパンと同じだそうです。外はサクッと、中はしっとりした食感で、小倉は井村屋さんの工場が近くにあり、そこで作られている小倉を使っていて、甘さが抑えてあってとっても食べやすいです。

●エッグチーズトースト
こちらも小倉トーストと同じパンを使用していて、モーニングや小腹のすく夕方のひと口にはとってもいいですよね〜。アクセントとして、カイワレをトッピングしてるので、色合いもとても良くて、味にもキレが出ていて後味もいいですね。うまかよ〜。

コーヒーは7種類の豆をブレンドした蛮加無オリジナル。マイルドですね〜、とっても飲みやすいです。すっきりしていますね。

小倉トースト…500円 エッグチーズトースト…600円 ブレンドコーヒー…400円(すべて税込)

松田さん、貴重なお時間をありがとうございました。

ではでは、僕はこの足で名店の噂の黒いアレをいただきにLet’s Go〜。
遂に来ましたよ、東洋軒!!

おおおっ。素晴らしい外観の建物は、昭和30年、大正時代の百五銀行伊賀上野支店をこの地に移築されたとのことです。

店内に入ると、なんとも静かで気品が漂っています。飾られている調度品も、歴史があるものばかりです。

それでは、マネージャーの猪俣千登勢さんにお話を伺いたいと思います。

猪俣さん「日本が西洋の文化を積極的に取り入れていた明治22年に、伊藤耕之進が肉料理専門店「今福」を東京で開業しました。明治30年にその隣接地に西洋料理店「東洋軒」を開店しました。そして、津にも食文化の交流場が欲しいという助言もあり、昭和3年にここ、津に東京東洋軒出張所を開設しました」

明治から、ですか。僕はその歴史に圧倒されてしまいました。

猪俣さん「当初、宮内庁御用達でもあり、東洋軒からはたくさんの優秀な料理人を輩出した経緯があります」
本当に日本の西洋文化と食の発祥のお店なんですね。
宮内庁でのお仕事の見積書(本物)を見せていただきました。国会議事堂の竣工の際も東洋軒さんが料理を担当されたそうです。正直、お話を聞けば聞くほど、129年の歴史を感じて、僕は手に汗が出てきてしまいました。

店内を見せていただきました。1階の窓際のテーブルは自然光が入り、窓のカーテンやシックな店内が、とっても美しくてオシャレな空間です。2階は大広間、個室が4室あって、ブライダルやパーティーなどが出来るようになっています。本当に歴史を感じさせる、インテリアと雰囲気が漂っています。

それでは、噂のアレ!東洋軒さんのブラックカレーをいただきます。

お皿もステキですね〜。うううん〜。とっても上品で、それでいてしっかりとした味とコクです。甘くもなく、辛くもなく、とにかく上品ですね〜〜。
ブラックカレーが出来上がるまでに、なんと1ヵ月もかかるそうです。
名産の松阪牛の背脂と小麦粉、秘伝のスパイスを3週間かけて弱火でじっくり焦げないようにコトコトと煮込み、そこにブイヨンを入れて、さらにユックリ煮込んでトータル1ヵ月だそうです。店舗内でも数人の人しか作れないカレーだというお話です。
陶芸家で食通として知られる川喜田半泥子「黄色いカレーは普通だから、黒いカレーはできないか?」というひと声をヒントに、黒いカレーを作り始めたそうです。

ポタージュスープも滑らかで口触りが良くてとても上品な味です。
セットのミニサラダはオシャレなお皿に、彩り鮮やかな新鮮野菜とポテトサラダがついて、とてもオイシいです。

ブラックカレーパンもいただいてみましょう!
パンがとにかくモッチリ柔らかくてブラックカレーとの相性が抜群ですね〜。パンも具も黒で、洗練された見た目の美しさ、そして美味しさに大満足です。

ブラックカレーライス…1080円 ポタージュスープ…702円 ブラックカレーライスセット(ミニサラダ・氷菓子・小コーヒー付)…1620円 ブラックカレーパン…380円 (すべて税込)

津に来て美味しいお店をはしごしてその土地と食と文化と人に出会えました。
旅っていいですね〜。 猪俣さん、本当にありがとうございました。

僕はこれからボートレース津に行って来ますよ。
夕方でしたので、水面際コンコースは、西日がサンサンとしていて、お客さんものんびりとしています。特に感じたのは、若いカップルがけっこういらっしゃいましたね〜。
さて僕のレースの結果はいかに!!

取材日 2018/1/18・19

A蛮加無 本店

住所
三重県津市修成町18-20
電話
059-226-8505
営業時間
8:00~19:00
定休日
無休
HP
https://bankamu.jimdo.com

Bレストラン東洋軒 本店

住所
三重県津市丸之内29-17
電話
059-225-2882
営業時間
11:00~21:30(14:30~17:00は準備中)
定休日
毎週月曜日(祝日の場合は翌火曜日)
HP
http://www.touyouken.co.jp

BOATボートレース津

住所
三重県津市藤方637
電話
059-224-5105
開門時間
9:30

※レースのスタート展示開始時刻は10:10となります。
※レースにより開門時間やスタート展示開始時刻は変更になる場合があります。
HP
http://www.boatrace-tsu.com